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ロック・ミシンによる実用的で装飾的なステッチで、カラフルな布地製パックパックを縫いましょう。シッパー付きポケットは、サイド部分から手に届くので、小さなものを入れてすぐに取り出せます。
素材 / 部品:
- コットンポプリン 150 cm幅、0.70 m (または各種の色を少量)
- ソーイングテスト用の残りのコットンポプリン
- ビニール製ジッパー、エンドレス、長さ25 cm、ジッパーの引手1つ(例 スナップリー (金属製ジッパーはオーバーロックミシンでは縫い付けられません。)
- スナップリーボタン、2個
- カラビナ、3個
- オーバーロック用糸(黄色、緑、青、赤、多色、最低4巻き)
- ユニバーサル針 130/705H #80, 針2本
- ハサミ(大)、(小)
- ピン、ワンダークリップ (ある場合)、マーカー
- カッティングマット、回転式カッター、定規
- タペストリー用針 / 手縫い用針、安全ピン
- オーバーロックミシン L 460
- 標準型オーバーロックフット
- もしあればパイピング押さえ (パイピング-ビーズ付け-シークイン用フット)(ジッパーを縫うのに最適)
- 直線縫いのできるミシン
製作: ベルニナ L 460、 ベルニナ B 590
以下の製品でも製作できます:
2本、3本、4本の糸で縫える、ベルニナのオーバーロックミシン
2本、3本、4本の糸で縫える機能を搭載した、ベルニナのオーバーロックミシン
裁断 / ブランク:
図面通りに裁断します
布地の裁断(寸法=㎝)(すべてのカット部分に1 cmの縫いしろがあること)。
ロックミシンで作業するときのステッチ幅は6 mm、布地の裁断は4 mmとなります。
技術 / ステッチ
2本糸つき合わせ縫い
3本糸縁かがり縫い
3本糸オーバーロック
4本糸オーバーロック
方法:
スレッディングと、左の針を使った2本糸突き合わせ縫いの基本設定。下のルーパーに多色の装飾糸を通します。試験縫いの初期設定を行い、必要に応じてステッチを微調整します。ステッチ長さ: 2~2.5
ボタン付きポーチではポプリンI にマークし、短い端の両方に3 cmのヘムをマークし、アイロンをかけ、縫い代を半分にして、再度アイロンをかけます (1.5 cm の横糸とカバー)。もう一度、端で縫い目を折りたたみますが、アイロンはかけないでください。
裁断せずにこの端に沿って縫うには、メスを7にセットし、布地の端を押さえ金の正しい印のところまで導きます (メスの左まで1 mm)。
同様に2番目に短い端の部分で作業をします。
縫い目を平らに引っ張り、アイロンをかけます。
1.5 cm重ね合わせて、袋を折りたたみます。アイロンをかけます。
ステッチの横にある、重ね合わせた縫い目の中央部に、スナップリーボタンの位置の印をつけます。閉じている部分をピンで合わせます。
3本糸縁かがり縫いの糸をとおします。
上のルーパーには、多色の装飾糸を使用します。初期設定でテスト縫いを行い、必要に応じて微調整をします。ステッチ長さ: 1.5から2 キーフォブの布地のポプリンの上の、1つの長い端をヘリ縫いして、約4 mmの縫い代を取って切り落とします。
カラビナの幅に応じて、2 cmのバンド幅の印をつけます。または、ステッチプレート上のマークを使って、端部を導き、それに従ってもう一方の長い端部を縫います。
L 450/460機では、シームガイドを使うことができます。また、左に合わせて付けたり、調整することもできます(最大幅は最大3.7 cm)。
完成した縁かがりの部分にアイロンをかけます。
3本糸オーバーロックRNの設定
必要な糸は既に通してあります。また必要に応じて、下のルーパーに多色の装飾糸を通します。
テスト縫いの初期設定を使い、必要に応じて微調整をします。
装飾的なルーパースレッドの場合は、必要であれば糸の張りをゆるめます。2枚の布地の層とジッパーを縫い付けているので、縫いずれを0.7に設定する事をお勧めします。パイピング押さえの種類: 利用可能であればパイピング押さえを使用します。
ジッパーを開ける-ジッパーの歯のサイズによって、パイピング押さえに通すことができるのは片側のみです。ポケットストリップのポプリンEの右側に、ジッパーの右側部分をのせます。このようにして、ジッパーの端が布地の端の上に来ます。バッグのポケットを作るポプリンHの右側を、ジッパーの上にのせます。
裁断幅を8に設定します。ジッパーの歯がパイピングガイドに送られるように、布地とジッパーが押さえ金の下に来るように置きます。約4㎜の縫い代を切り落として、縫い合わせます。
縫い目にアイロンをかけます。
4本糸オーバーロックに糸を通します。
パイピング-ビーズ付け-シークイン用フットを取り外して、標準的オーバーロック縫い押さえを挿入します。
初期設定でテスト縫いをしたら、必要に応じて微調整をします。裁断幅を6に設定します。布地の層とジッパーを縫うので、ディファレンシャル・トランスポートを0.9に設定する事をお勧めします。ジッパーの右側を、布地Gの右側におきます。布地とジッパーを押え金の下に置き、押え金の端と、左側のジッパーの歯が同一面になるようにします。少なくとも1本以上の針(左)がジッパーに縫い込まれるようにします。
布地を一緒に縫い合わせます。
作品を裏返しにして、ポケットポーチHの右側を布地の右側に置きます。7 ~ 8 の裁断幅をとり、前のステッチを切らないようにします。縫い合わせて、ジッパーの歯をフットエッジの左側に導きます。送り方法によって、縫いずれを 0.9 から 0.7に設定します。
仕上げた縫い目の上にアイロンをかけます。
閉鎖部分に注意しながら、ジッパーの引手を通します。また布地の端の部分が端の部分と同一面にあることを確認してください。ジッパーを閉じて、ジッパーの引手が布地の中にあることを確認します。
ジッパーを付けたポケットの上にポプリンDをおきます。ジッパーを付けたポケットの下にポプリンFをおきます。大よその幅に合わせて、ジッパー付きのポケットカバーの布地を切ります。
オーバーロックの刃を損傷しないように次のようにしてください。: 上端で、(残りの縫い代が5 mmになるように)ジッパー5 mm のところまで切ります。こうすると、オーバーロックミシンはその上を縫うだけなので、金属製の歯の上を縫ってしまうことはありません。裁断幅を6に設定します。ポケットの上端を「仮縫い」します。布地がはりつき、スライダーが飛び出さないようにするためです。
裁断幅を7に設定します。ジッパーのついたポケットの上の右側に、布地Dの右側をのせます。次に、ジッパーを切らないようにして、布地の端を縫い合わせます。
いったんジッパーのついたポケットポーチの部分に達したら、全ての布地の層にステッチがかけられたことを確認します。
仕上げた縫い目の上にアイロンをかけます。
縫う時に切ってしまわないように、袋の下端の上5 mmのところでジッパーを切ります。裁断幅を6に設定します。布地Fを下のジッパーポケットの端に縫い付けます。
仕上げた縫い目の上にアイロンをかけます。突き出している布地を切ります。
ボタンポーチを裏返しにします。
袋のポケットの脇の縫い目を縫い合わせます。
縫い始めおよび縫い終わりを留め縫いします。
仕上げた縫い目の上にアイロンをかけます。ロックミシンを使えば、1ステップで簡単に早く、ストラップとバンドを縫って内側に入れることができます。4本糸のオーバーロックステッチは、頑丈なストラップを作るのに最適です。
バンドの幅に応じて、長さ約30 cmでスレッドチェーンを縫います。スレッドチェーンのはじめに結び目を作ると、手で持ちやすくなります。
布地Bの右側を、スレッドチェーンの周りの右側に重ねます。
縫う時は、スレッドチェーンが折った部分の正しい位置にあり、その上にステッチされていない事を確認してください。縫う時には、常にスレッドチェーンの結び目を押えて下さい。縫い終わりの部分でこれが必要になります。ヒント: ひもが長い場合は、必要に応じて縫いながらスレッドチェーンを引き寄せてください。布地は、チェーンの押え金の後ろで丸まります。
ストラップを曲げるには、をスレッドチェーンの上でストラップを引っ張ります。
ストラップにアイロンをかけます。完成した布製バックパックのストラップの上に、カラビナが垂れ下がります。
ストラップの部分のポプリン A を縦方向にして、左側を左側に重ね、2 から 2.5 cm幅で縫い合わせて、カラビナの幅に合わせます。ストラップにアイロンをかけます。
布製バックパックの右側を、右側に重ねます。折り重なった下の端が形成されるようにします。折り重なった端の部分にピンで印をつけます。後で縫い込めるように、ジッパーを付けたポケットの反対側に、ボタン付きのポーチをのせます。2,3本のピンかワンダークリップで、締めます。
短いストラップのループを半分にして、折り重ねた端の部分にのせます。
短いストラップのループを袋に押し込み、右側を右側に合わせて、端の部分を布地の端に押しこみます。
2,3本のピン(あるいはワンダークリップ)で、脇の縫い目を留めます。
両方の脇の縫い目を、上から下まで縫います。縫っている間、手を止めて、刃の前部にあるピンやクリップを取り除きます。
ボタン付きのポーチに達したら、それを、フットの前部にある右の針のマークと合わせます。
停止している間、材料がずれないように、針止めを下ろします。縫い続けます。すべての布地の端が縫い合わされているようにします。
縫い目の端では、縫い目/スレッドチェーンがバッグの下端にあるようにします。縫い目にアイロンをかけます。
袋の上端の開口部で、上部の片側の10 cmの縫い代にアイロンをかけます。右側を外側にして、袋をうら返します。トンネル布C を縦方向に左側を左側におり重ねて、折り重ねた部分の端にアイロンをかけます。トンネル布を半分にして、中央部に印をつけます。バッグの脇の縫い目を、互いの上部におき、中央部に印をつけます。
印をつけた中央部から、トンネル布の右側を袋の右側合わせて載せてます。脇の縫い目に達したら、縫い代に畳込みます。補強のために、トンネルが、約1 mm の脇の縫い目に重なるようにしてください。これによって、約2 mm.の重なり部分が生まれます。重ねるときには、縫う方向を確認してください。布地の端の上をフットが自由に進むようにしてください。
また、キーフォブのために、トンネルの端の縫い目にバンドJを置いてください。
縫うために、バッグを再度裏返し、左側を外側にします。10 cm 脇の縫い目の前を約10㎝縫い始めます。こうすると、重なり合った端のステッチによってさらに補強されます。縫う時は、刃の前にあるピンを取り除いてください。
縫い目にアイロンをかけます。
ストラップの端にカラビナを通し、ミシンでバンドを縫い合わせます。縫い目をしっかりと固定してきれいに整えるために、縫い目/カラビナにしっかりとトップステッチをかけてください。
もう少しで完成です。
スナップリーボタンを使用してキーフォブにカラビナを付けます。また、カラビナはミシンで縫い付けることもできます。
ボタンを付けたポーチの印のところにあるフラットロックの隣に、ファスナーとしてスナップリーボタンを付けます。
Done!完成です!
これで、布製のバックパックが、使わない時に折りたたんで、ボタン付きポーチの中に収納できるようになりました。ハンドバッグや荷物に入れるのに最適です。