ミシンを注油するための5つのポイント

ミシンを注油するための5つのポイント

ベルニナミシンの注油方法

ベルニナミシンの注油の仕方、頻度、注油すべき個所、使用すべき油について説明します。釜のシステムが、ベルニナ、CB、回転式のどれであるかにより、違う場所に注油します。

どうやってミシンに注油すればいいでしょうか?

注油の前にミシンのクリーニングをしてください。「ミシンを快適に使うために」という記事をご覧ください。最初にボビンケースとボビンを取り外します(8シリーズの場合はボビンのみ)。ベルニナ釜とCB釜の両方を取り外せます。回転式釜と8シリーズのミシンの場合、取り外しは正規ディーラーに依頼する必要がありますが、ご自分でクリーニングと注油ができないわけではありません。

ほとんどのモデルに関して、クリーニングと注油方法を示したビデオがあります。モデルによっては、ミシンのチュートリアルで直接、注油する方法を説明しています(ベルニナ790プラスなど)。Setup(設定)>Machine settings(ミシンの設定)>Maintenance/Update(メンテナンス/更新)>Lubricating the machine(ミシンの注油)にアクセスしてください。

 ミシンのクリーニングのビデオは、該当するミシンモデルのチュートリアルビデオのページにあります。

どの頻度でミシンに注油すればいいでしょうか? 


一概に同じ頻度は当てはまりません。さまざまな要素があり、何をどれくらいの期間、ソーイングするか、高速で刺しゅうをするかなどにより、異なります。
ミシンがメッセージを表示するときだけでなく、定期的に注油をすることが重要です。ミシンの音が大きくなったら、お手入れをするタイミングです! 作品が仕上がったとき、または作品に取り掛かるとき、あるいは作業が長期間にわたる場合は途中にお手入れをしましょう。



ミシンのどこに注油すればいいでしょうか? 

ミシンの釜により注油すべき場所は異なります。ご自分のベルニナミシンの釜のシステムがどれかわからない場合は、  この概要ページ の図で、お持ちのミシンのボビンケースとボビンがどれに当たるかご確認ください。

  • ベルニナ4、5、7シリーズ: 釜を取り外すことができます。針板の下の穴に注油したくなるかもしれませんが、この穴には注油しないでください。 釜のレール部分に一滴、取り外した釜のフェルトにそれぞれ一滴ずつ注油します。これ以上の量は注油しないでください。この ビデオで作業方法を説明しています。

  •  釜が回転式のミシンの場合は、右の図のように注油します。

  • ベルニナ8シリーズ: ベルニナ880プラスの適切な注油方法はこのビデオをご覧ください。

 

 

ミシンを注油するためにどのオイルを使用したらいいでしょうか?


必ずベルニナ純正のオイルを使用してください。高品質の樹脂不含有の無酸性のオイルで、適切な粘度があります。付属のオイルを使い切ったら、ベルニナディーラーから新しいオイルをご購入ください。

ミシンにクッキングオイルを使用されると、ミシンのお手入れにならないばかりか、ミシンを損傷することになります。クッキングオイルは塗布した後、べたつく厚い塊になり、釜が簡単、スムーズに動かなくなります。小売業者やオンラインショップで販売されている他のミシンオイルは推奨しません。

重要:

釜によりオイルの粘度が微妙に異なります。そのためベルニナ釜用のオイルを、回転式釜に使用したりしないでください。オーバーロッキングミシンの場合は、他のミシンとは異なるオイルが必要になります。

 

ミシンに注油をしたら

注油をしたらまず余り布を縫うのがいいでしょう。時々、ミシンにオイルが過剰に塗布されることがあり、余り布を縫うことでこの過剰なオイルを吸収できます。もし余り布がない場合は、針と糸を取り外し、ミシンを運転させ、オイルをミシンに行き渡らせることができます。モデルによっては、糸センサーをオフにする必要があります。

もちろん釜とボビンケースをボビンと共に戻す必要があります。ミシンのクリーニングについての最新記事では釜を再び取り付ける簡単な方法を説明しています。このビデオでは別の方法をご紹介しています。

重要釜の穴は、大釜のグレーの印に合わせる必要があります。印が6時位の位置にあると合わせやすいです。そうでなければ針停止ボタンを2回押して簡単に移動させることができます(モデルによる)。左右の人差し指を使って、ミシンの内部に釜の穴が下に向いている状態で、釜を入れます。次に釜をやや下向きに傾け、大釜に差し込みます。釜は磁石でくっつきます。